『Z.O.E Dolores, i』(ゾーン オブ エンダーズ ドロレス・アイ)は、2001年4月6日よりテレビ東京系で放送されたロボットアニメ作品。 時間軸的にはプレイステーション2用ゲームソフト『ZONE OF THE ENDERS』(以下、『Z.O.E』)の後の話だが、内容的にはアニメ作品『Z.O.E 2167 IDOLO』の続編にあたる。初老の運び屋ジェイムズ・リンクスと、彼を「おじさま」と呼んで慕う巨大ロボットオービタルフレーム(以下OF)のドロレスを中心に、陰謀と戦乱の中での家族を描いた作品。 物語の前半では、無実の罪で指名手配されてしまったジェイムズが、二人の子供やドロレスと逃亡生活を送りながら、一家の大黒柱として冷え切った親子関係を修復しようと奮闘する様子を描き、家族の問題が解決した終盤では、ドロレスを狙う武装組織バフラムとの死闘や軌道エレベータをめぐる攻防を描いている。 東京ゲームショウ2011で、BD-BOXの発売が発表された。2012年夏発売予定。
2001年にプレイステーション2用ゲームソフト『Z.O.E』と同時に発売されたOVA。ゲームに登場する機動兵器の開発と、重要な事件が描かれている。 西暦2167年。人類は、その生活圏を火星にまで広げていた。しかし、火星の人々は「マーシャン」 と呼ばれ、抑圧される日々を送る。そんな火星の軍隊・バフラムの天才パイロット、ラダム・レヴァンズ少尉は、その非凡な操縦技術から異動を命じられる。赴任先で彼が見たものは、火星独立のため極秘裏に開発が進められていた新世代人型兵器オービタルフレーム・イドロと、彼の恋人ドロレスであった。数々のテストを重ねるラダム。だがある日、地球視察軍の来訪する。これが後に「ダイモス事件」と呼ばれる惨劇の始まりであった。