世界向禁断的和平(系统)伸出了手。 2116年——距离常守朱被分配到厚生省公安局刑事课,已经过了大约4年。 日本政府终于开始向全世界输出西比拉系统以及多隆。长期处于内战状态下的SEAUn(东南亚联盟)的汉议长,在首都香巴拉弗洛特采用了西比拉系统。曾经是枪弹纷飞的纷争地带中心的水上都市香巴拉弗洛特,在一瞬间就成功得到了和平。西比拉系统的实验取得了漂亮的成果——看起来是这样。 此时,日本遭到全副武装的偷渡者入侵。他们深晓日本的警备体制,躲过西比拉系统的监视开始实施恐怖行为。为了应对这起在西比拉系统施行以后前所未有的偷渡事件,监视官·常守朱率领着公安局刑事课一系出动,与偷渡者们对峙。没过多久,疑似引导这些恐怖分子入侵的人物浮上水面。 这个人物是——曾经是公安局刑事课一系执行官的男人,也是常守朱过去的同事。 朱独自一人前往香巴拉弗洛特展开搜查。 为了知晓自己曾相信着的这个男人的真正意图。为了看清这个男人所坚信的正义。
2118年1⽉。公安局統括監視官として会議に出席していた常守朱のもとへ、外国船舶で事件が起きたと⼀報が⼊った。同じ会議に出席していた厚⽣省統計本部⻑・慎導篤志とともに現場に急⾏する朱だったが、なぜか捜査権は外務省海外調整局⾏動課に委ねられていた。船からは、篤志が会議のゲストとして呼んだミリシア・ストロンスカヤ博⼠が遺体となって発⾒される。事件の背後には、⾏動課がずっと追っていた〈ピースブレイカー〉の存在があった。博⼠が確⽴した研究…通称〈ストロンスカヤ⽂書〉を狙い、〈ピースブレイカー〉の起こした事件だと知った刑事課⼀係は、⾏動課との共同捜査としてチームを編成する。そこには、かつて公安局から逃亡した、狡噛慎也の姿があった――。博⼠が最後に通信した雑賀譲⼆の協⼒を得て、⽂書を⼿に⼊れるべく出島へ向かった⼀係だったが…。 〈ストロンスカヤ⽂書〉を巡り、予想を超えた⼤きな事件に⽴ち向かっていくこととなる朱と狡噛。その先には、⽇本政府、そしてシビュラシステムをも揺るがす、ある真実が隠されていた。ミッシングリンクをつなぐ〈語られなかった物語〉が、ついに明らかになる――。