『俺の空』などで有名な劇画家・本宮ひろしの出世作のアニメ化。関西の西海中学に在籍する戸川万吉。彼は同年代の学生2000人を子分に従える、超大物のガキ大将だった。だが万吉はさらにもっと高い目標を求め、先に知り合った日本財界の大物・通称「水戸のババァ」のいる東京に向かう。そこで万吉は政界のカラクリ、大人の社会の現実に触れ、世の中を清浄に作り直すために、自らが権力のある金持ちになろうと誓うのだった。
1966年に放映された海洋冒険SFアニメ『がんばれ! マリンキッド』を改題、増補した作品。高度な医学技術と酸素を供給するオキシジェンガムの力で、海中でも自由に活躍できる少年マリン。彼は自分の父で海洋研究所の所長マリーナ博士の活動を支援。親友である白いイルカのホワイティとともに、世界の海を荒らす悪人たちに正義の戦いを挑んでいく。フジテレビでの初放送は、前作『マリンキッド』のエピソードも交えて放映。だが事情から新作エピソードの大半が未放映に終わり、1971年の日本テレビでの再放映の場で、初めて全話が放映されたという逸話を持つ。
「東宝チャンピオンまつり」の第1回として上映、飛雄馬が高校野球で花形と対決し、巨人に入団するまでの第38話から第52話を再編集ブローアップ。ただし「大造闇討ち→飛雄馬の自主退学」は省かれている。 同時上映は『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』と『コント55号 宇宙大冒険』。
初の映画化で、第1話から第33話までの再編集ブローアップ版。 同時上映は『緯度0大作戦』。
1969年10月5日 - 1970年12月27日、フジテレビ系列にて放送。企画製作は瑞鷹エンタープライズ。アニメーション制作は第1話から第26話まで東京ムービー(Aプロダクション)。第27話以降は東京ムービーが赤字のために急遽降板したと言う事にしたが、本来は、次のアニメーションである‘ルパン三世’の製作が決まっており、初めからそこまでで交代する契約であったそうである。なお、東京ムービー制作の版では、ムーミンらのキャラクターはマシュマロのような柔らかさをもって描かれていたが、虫プロダクション制作の版では、絵が固く(原作に近く)なってしまったと、1980年頃に作画監督の一人大塚康生が著書「作画汗まみれ」で述べている。 作風は、虫プロダクション制作に移ってからメルヘン度が高まったという。東京ムービー制作の版は、ムーミンに月面旅行をさせる(同年のアポロ11号の月面着陸の影響?なお、月面にはウサギがいるという設定)など、ユニークな翻案が多い。 雪室俊一によれば、スナフキン・スノーク他の、原作にないこのアニメ独特のキャラクターの性格は、山崎忠昭の考案によるものであるという。
富士見学園中等部に転校してきた主人公・鮎原こずえが、不良グループを率いてバレーボール部に挑戦。力が認められてキャプテンとして迎えられる。鮎原こずえと仲間達は様々な試練を乗り越え世界を目指す。
赤塚不二夫の人気漫画のアニメ化。サブキャラの猫ニャロメは、主人公のア太郎以上の人気者となった。下町の青果店・八百×は、まだ子供のア太郎が切り回している。母は他界し、父親の×五郎は占いにばかり夢中で働く気がないからだ。そんなある日、その×五郎が事故で死亡する。それでも懸命に頑張るア太郎を認めた町の悪童デコっ八は、彼の子分として店を手伝おうと決意した。だがそこに、幽霊となった×五郎が天国から帰ってくる。
主角アッコちゃん是一名少女,透過鏡子就能變身成任何模樣,初期是設定為一面大鏡子,只要對著鏡子念出咒語就能變身,後期則改為可隨身攜帶,類似貝殼型狀的變身盒。 故事內容主要是圍繞在主角與周遭的人們所發生的一切事件,透過變身能力解決他人的困難。 動畫版的故事設定上,三作各有不同,除了畫風外,アッコちゃん的衣裝、變身盒造型,與父母職業也有所不同。
虫プロダクションに所属していた出崎統と丸山正雄が原作を気に入り、原作の絵を拡大コピーして個人的にパイロットフィルムを制作したことに端を発し、これがフジテレビプロデューサーである別所孝治の目にとまり、正式な企画として立ち上げられることとなった
A living snowman and a little girl struggle to elude a greedy magician who is after the snowman's magic hat.
『魔法使いサリー』、『ひみつのアッコちゃん』に続く「東映魔女っ子シリーズ」の第3作である。 これまで漫画原作があった魔女っ子シリーズで、初の東映動画オリジナル企画になる。アンデルセン童話の人魚姫をベースに脚本の辻真先と演出の芹川有吾が中心となって設定した。対象年齢を高めにし、恋愛要素を取り入れるなど新機軸を打ち出したが、人気では前2作に及ばなかった。 なお、公害や基地演習問題、受験戦争など、社会問題を取り込んだエピソードもある。
ストレートしか投げない豪腕投手、「剛球一直線」藤村甲子園(ふじむら こうしえん)。甲子園球場の申し子である彼が、持ち前の超剛速球を武器として、女房役・豆タンらと共に甲子園大会優勝を、そして阪神タイガースを目指す。
漫画家の石の森章太郎のオリジナルストーリーを元に作り上げられた、海洋(底)アニメーション映画。 といっても、ハードな部分ばかりではなくて、きわめてファンタスティックでメルヘンのようなところもある。 特に海底国の表現などは、この作品がSFとしてつくられたなどということを忘れさせてしまう。 もっとも登場する怪獣が実はロボットだったというのは、いかにも流行のSFらしくもある。
Quartier des Spectaclesとカナダ国立映画制作庁のパートナーシップの枠組みで、ノーマン・マクラレンの『色彩幻想』(1949)の抜粋を用い制作した。『色彩幻想』がイブリン・ランバートとの共同制作であることから、同様に、妻早苗(抽象画家)とのコラボレーションで再現を試みる。35mmフィルムに直接描かれた『色彩幻想』にならい、券売機用の長いロール紙にドローイングを描き、視覚的音楽を構築する。音楽は「クリスマスクラッカー」と「クリスマス郵便はお早めに」と題されたマクラレンの初期作品から2曲を使用。鐘の音とオルガンの賛美歌によって、マクラレンの生誕100年を祝う。
「東宝チャンピオンまつり」で上映。花形が大リーグボール1号(改良前)を打つまでを描いた第79話から第83話を再編集ブローアップ。 同時上映は『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』・『アタックNo.1 涙の回転レシーブ』・『みにくいあひるの子』(人形アニメ)の3本。
「東宝チャンピオンまつり」で上映。飛雄馬がデビュー戦で左門に打たれ、大リーグボール1号(改良前)を誕生するまでを描いた第70話から第77話を再編集ブローアップ。 同時上映は『キングコング対ゴジラ』(リバイバル)・『アタックNo.1』・『やさしいライオン』の3本。
『キックの鬼』(キックのおに)は梶原一騎原作、中城けんたろう絵の少年漫画。もしくはそれを原作としたテレビアニメ。漫画は『少年画報』(少年画報社)にて連載された。 1970年10月2日 - 1971年3月26日までTBS系で放送された。全26話。 制作は東映動画だが、東映動画作品がTBS系で放送されるのは初。
青空学園に転校してきた中学生の大石五郎が、新聞部に入部し、学校生活の中で行きがかり上様々な運動部で活躍する。
「明治百年」にあたるこの時期に昭和初期のリバイバルブームが起こり、上述の通り「少年倶楽部」連載版をおさめた『のらくろ漫画全集』が復刻・刊行されてヒットした。これを受けて1970年にアニメの制作に至る。 軍隊の話という基本設定は原作と同じであるが、原作の要素「のらくろの出世」は戦後の時代を考慮してはずされ、のらくろは最後まで「二等兵」でデカと同僚の設定。また、原作に女性キャラクターのいない点を補い、従軍看護婦のミコがオリジナルで追加された。 原作が昭和初期の作品であることから、当時の子供向けテレビアニメとしては珍しく大人からの反響が大きかった。本放送開始以後、1970年10月末までにフジテレビには約2,000通の手紙が寄せられたが、その中の約40%が大人からのものだった。大人層からの反響では、原作から戦後向けにアレンジされた点(特にアニメオリジナルキャラクターのミコ)に関しては概ね不評だった。
エクトール・アンリ・マロの名作『家なき子』をアニメ化した作品。仮題は『家なき子 母をたずねて』。 原作は悲劇的ととらわれているが、本作は主人公レミが逆境から立ち上がっていく姿を、バイタリティに脚色している。また劇中では、泰西名画の西洋画調の美術を背景にし、更に実写を合成して効果を上げた。 なお本作はその後、『ちびっ子レミと名犬カピより 家なき子』と改題し、上映時間を短縮して、1975年7月26日封切りの『東映まんがまつり』内で上映。